汎用AIへの道~記憶~
みなさん。こんにちは、今日も張り切って行きましょう!!
AIというより脳の構造に触れることが続いていますが、
今日もそれで最後になると思います!!
遊びも何にもなくてすみません!笑
突然ですが、みなさん一昨日食べたもの覚えていますか?
自分の出身地は答えられますか?
自転車の乗り方を思い出せますか?
これらを答えるのに必要なもの。それは記憶ですね。
脳に入っている記憶はコンピューターほどの正確性はないけど、この記憶のおかげで
自分たちは何かを学習したり、経験から物事を推測したり、できなかったことをできるようにする力があります。
人間の持つ記憶とコンピューターの記憶の質が大きく異なっている証拠です!!
人間の記憶には大きく分けると二つに大別されます。
一つ目は短期記憶。
二つ目は・・そう長期記憶です。
短期記憶というのはすぐに忘れてしまう記憶のことです。
一時的には覚えているけどすぐに忘れてしまうやつです。
例えば自動販売機で飲み物を買うときに小銭を入れますよね?
今自分が入れたお金を覚えているから自動販売機に余計なお金を入れずに
飲み物を購入しています。
けどずっとそのことを覚えておらず、すぐ忘れると思います。
次に長期記憶とは一度覚えたらほとんど忘れることのない記憶のことです。
さらに長期記憶にも2種類あって
- 陳述記憶
- 非陳述記憶
に分けられます。
陳述記憶とは言葉で表せるもの。
例えば自分の誕生日や出身地などです。
非陳述記憶は言葉では言えないけど体が覚えているパターンです。笑
自転車の乗り方や平泳ぎの仕方など、言葉ではうまく言えないけど
なんか覚えてる・・みたいな記憶のことです。
では記憶はどこで形成されるのか・・それは海馬です。
特に陳述記憶に関してはこの海馬の存在が必要であると考えれられていて
様々な研究から支持されています。
一般に新しい情報が入ってくると視床→大脳新皮質へと流れて様々な処理を受けます。
このうちほんとに大事だなと思う情報に関しては側頭葉から海馬へと送られて
海馬には情報をすぐに覚えられる性質があり陳述記憶として保存されます。
さらに重要な情報は海馬からゆっくりと時間をかけて大脳新皮質へ情報を記憶させます。やっと長期記憶として大脳新皮質に保存され、忘れることのない記憶になるのです
海馬はこの長期記憶なんですが、実は新しい情報が大脳新皮質から海馬へと送られるときに側坐核や扁桃体を経由すると言われています。
みなさん覚えてますか?
側坐核や扁桃体は快楽や感情の記憶を管理しているところでしたね。
海馬が記憶を長期記憶としてとどめておくかどうかの判断材料の一つに感情が関わっているのではないかとされています。
やはり感情が伴う出来事が忘れにくいのは海馬によって長期記憶として保存されるからなのでしょうか??人間の脳は実によくできてるなと感じますね!
脳についてほんの少しですがOutPutしてきましたがどうだったでしょうか??
脳の機能については少しずつ研究でわかってきてますがそれを支えている処理方法は
まだほとんどわかっていません。
しかし脳を参考にすることで人工知能分野の研究が発展してきてるし
これからもどんどん発展していくと思います!
次回は短に活躍する人工知能技術についてOutPutしていきます
次回もよろしくお願いします
参考文献:
コンピューターで「脳」がつくれるか
AIが恋に落ちる日