紹介します。あなたのAI像が変わる本。
ある日、書店で一人ぶらぶらしていると一冊の本に目が止まりました。
タイトルを読んでその本を手に取りペラペラとめくってみると
「あれ、考えてたことと違うこと言ってる・・」
自分はその本をすぐさまレジに通しました。
その本の名前は・・
「強いAI・弱いAI」
著 鳥海不二夫
あなたはこの本のタイトルを見てどう考えましたか？
今日はこの本を紹介したいと思います。
この本の大きな特徴
1.人工知能に関して多様な視点を持てる
この本は 筆者の考えのみが展開される本ではなく第一線で活躍する研究者の
「強いAIと弱いAI」の違いや概念を筆者とのインタビュー形式でまとめたものです。
対話形式なので無駄に長い説明がない一方で
各研究者の考えがきちんと伝わるように会話が進んで行きます。
この本で特に面白いのは研究者の中でそれらに対する認識や考えが微妙に異なり
AIをいろんな角度から理解することができ、
自分のAI像に対して多様な視点を取り入れることができることです。
自分とは違う視点で見てるんだなと感じることができます。
〜この本でお話ししている方々〜
・松原仁さん・松尾豊さん・東中竜一郎さん
・我妻広明さん・山川宏さん・山田誠二さん
・栗原聡さん・中島秀之さん・羽生善治さん
すごい人たちしかいません・・。
みなさんが知っている方もいらっしゃるかと思います。
2.背景知識も理解できる本。
本を読み進める中で
「これって何のことだろう」とか
「内容についていけないのでは？」と思う方もいるかもしれません。
大丈夫です！
この本は一部の専門用語には解説が含まれていて
用語を理解しながら会話を読んでいけます。
この本はディープラーニングを始め自動運転技術、全脳エミュレーション、
対話エージェントなどAIの様々な分野で活躍する研究者のインタビュー本なので
様々な分野のAIに関する歴史や現在の技術なども触れられています！
そのため幅広い背景知識を勉強することができます！
この本をきっかけに自分の興味のある分野を掘り下げて行くことができますね
また、「こういうことか！」と気づける瞬間が多くあります。
3.もう一度読む面白さがある
この本を読み終えて自分なりの強いAIと弱いAI像ができた時
読み返すと研究者の話が前回とは違ったものに感じます。
「これってこういうことだよね？」
「この人はどう考えてたっけ？」
「俺もやっぱりその考えに賛成」みたいな突っ込みを入れて読めます。
新たな気づきもあるかもしれません。
AIに興味がある学生や社会人
さらに上を目指す方に
オススメの良書です。
ぜひ読んでみてください！！
